「サッカーを始めることになったけど、まず何を買えばいいの?」——入団が決まった日、多くのパパ・ママが最初にぶつかる疑問です。スポーツ店に行っても種類が多すぎて、気づけば予算オーバー。この記事を読み終えるころには、本当に最初に必要なものだけを、優先順と予算の目安つきでそろえられるようになります。
先に結論です。最初にそろえるべきは、①すね当て ②サッカーソックス ③4号ボール ④シューズ(まずはトレシュー) ⑤水筒 ⑥バッグ・タオルの6つだけ。ユニフォームやスパイクは、チームの指示が出てから・周りが履き始めてからで十分間に合います。あわてて全部そろえる必要はありません。
この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています。毎年たくさんの「入団したての親子」を見てきたからこそ言えます。最初の買い物は、少なく・賢くでいい。浮いたお金は、半年後の買い替えに取っておくのが正解です。
01結論:最初に必要なのは「6つ」だけ
まず安心してください。入団直後に高いものは、ひとつも要りません。 子どもの体も足も半年で変わりますし、チームによって指定品があることも多いからです。最初の買い物は「試合や練習に最低限、困らない」ラインでそろえれば十分です。
① すね当て(すねを守る・唯一のルール必須品)
② サッカーソックス(すね当てを固定する)
③ 4号ボール(家で自主練できる)
④ シューズ(まずはトレーニングシューズ)
⑤ 水筒(大きめ・保冷タイプ)
⑥ バッグ・タオル(自分で管理する練習にも)
ユニフォーム・スパイクは「チームの指示待ち」でOK。
なぜ最初はこれだけでいいのか。理由は、サッカーで一番伸びる時期は"モノ"ではなく"ボールにさわった時間"で決まるからです。高価な道具より、家で毎日ボールに5分さわれる環境のほうが、この年代の上達には効きます。だからこそ、最初はシンプルに。
02すね当て(シンガード)|唯一のルール必須品
6つの中で、唯一「ないと試合に出られない」ものがすね当て(シンガード)です。サッカーはすねへの接触が多く、公式戦ではルールで着用が義務づけられています。まず最初に用意したいのはこれです。
選ぶポイントはサイズ。すねの骨をしっかり覆える大きさで、大きすぎると動きの邪魔になり、小さすぎると守れません。ひざ下からくるぶしの少し上までの長さを目安に、身長・学年に合ったジュニアサイズを選びましょう。
ソックスに入れる差し込み式:安価で軽い。低学年の最初の一つに向く。
ベルト・ストッキング一体型:ズレにくく着脱がラク。動きが激しくなる中学年以降におすすめ。
03サッカーソックス|すね当てとセットで
すね当てとセットで必要なのが、厚手のサッカーソックス(ストッキング)です。ふつうの靴下より長く、すね当てを覆って固定する役割があります。すね当てを買うときに、必ず一緒にそろえておきましょう。
色はチーム指定があることが多いので、入団時の案内を確認してから購入するのが安全。まだ分からなければ、練習用に黒・白の無地を1〜2足用意しておけば当面は困りません。すぐ穴があく消耗品なので、最初から高いものでなくて大丈夫です。
044号ボール|家練習が一気に進む
チームでボールを使う機会はありますが、自分専用の4号ボールが1つあると、上達スピードがまるで変わります。小学生の公式球は4号(中学生以上が5号)。試合と同じ4号を家に置いておくと、練習した感覚がそのまま試合で活きます。
家の前や公園で、5分ボールにさわるだけでいい。「何から練習させればいいか分からない」という方は、まずボールを1つ用意して、親子でできるおうちサッカー練習・ボールタッチ5選から始めてみてください。道具はボールひとつでスタートできます。
「自分のボールを買ってあげたら、勝手に庭でさわるようになった。買ってよかった一番のもの」
05シューズ|最初はトレシューでOK
「サッカー=スパイク」のイメージが強いですが、入団直後にスパイクを急いで買う必要はありません。 最初はトレーニングシューズ(トレシュー)で十分です。トレシューはゴム製の小さな凹凸が全面についたサッカー用シューズで、土でも人工芝でも使え、足への負担もマイルド。低学年のうちはスパイク非推奨のチームもあります。
スパイクが活きるのは、プレー強度が上がる中学年以降。チームからOKが出たら、サイズ・足型・学年で選びます。選び方はこちらでくわしく解説しています → ジュニアサッカースパイクの選び方【現役コーチ監修】
06あると助かるもの(水筒・バッグ・タオル)
最後に、必須ではないけれど「あると練習がスムーズになる」ものを。
- 水筒:夏場は1L以上の大きめ・保冷タイプが安心。練習は想像以上に汗をかきます。
- バッグ:自分の荷物を自分で管理する練習になります。ボールが入るサイズだと便利。
- タオル・着替え:汗・雨・泥に備えて。土のグラウンドは特に汚れます。
- 防寒(冬):ベンチ待ちの時間が寒いので、上に羽織れるものを1枚。
これらは家にあるもので代用してスタートし、続きそうなら買い足す、で十分です。
07全部そろえていくら?予算の目安
気になる合計金額です。最初にそろえる6つを、抑えめ〜標準で見積もるとこのくらいが目安です。
すね当て:1,000〜2,000円
サッカーソックス:700〜1,500円
4号ボール:2,000〜3,500円
トレシュー:3,000〜5,000円
水筒・バッグ・タオル:3,000〜5,000円(家にあれば0円)
合計:おおよそ 1万〜1.5万円前後(スパイク・ユニフォームは含まず)
ポイントは、成長期はどれも消耗品だということ。サイズアウトや買い替えが前提なので、最初から上位モデルをそろえるより、標準品でスタートして必要に応じて更新していくのが現実的です。
08買う順番と、失敗しないコツ
いっぺんに全部そろえようとすると、予算も判断も大変です。この順番で進めると失敗しません。
① チームの指定を先に確認 → ソックスの色・スパイク可否・ユニフォームは、指定があることが多い。買ってから「違った」を防ぐ。
② すね当て+ソックス+ボールを最優先 → この3つがあれば練習に参加でき、家練習も始められる。
③ スパイク・高価な物は"急がない" → 周りが履き始めた・チームOKが出た、のタイミングで。焦って大きめを買うと足を痛める。
09編集部のおすすめ+よくある質問
「まず1つ、確実なものから」という方へ。最初のすね当ては、着脱がラクでズレにくい一体型が扱いやすく、低学年でも自分で準備できます。
スパイクまで含めて比較したい方は、学年・足型・予算で選べる比較ページもどうぞ → ジュニアサッカースパイク比較ランキングを見る
よくある質問
入団時、まず最初に買うべきものは何ですか?
すね当て・サッカーソックス・4号ボールの3つが最優先です。すね当ては公式戦で着用が義務づけられた唯一の必須品で、ソックスとセットで使います。ボールは家での自主練に直結します。シューズは当面トレーニングシューズで十分です。
スパイクは最初から必要ですか?
急いで買う必要はありません。入団直後はトレーニングシューズで十分で、低学年ではスパイク非推奨のチームもあります。プレー強度が上がる中学年ごろ、またはチームからOKが出たタイミングで移行するのが目安です。
全部そろえるといくらくらいかかりますか?
すね当て・ソックス・ボール・トレシュー・水筒・バッグを標準品でそろえて、おおよそ1万〜1.5万円前後が目安です(スパイク・ユニフォームは別)。成長期は消耗が早いので、最初から高いものをそろえる必要はありません。
ボールは何号を買えばいいですか?
小学生は4号球です(中学生以上が5号)。試合と同じ4号を家に用意すると、練習した感覚がそのまま試合で活きます。室内で使う場合は、やわらかい室内用ボールを別に選ぶと安心です。
中古やおさがりでも大丈夫ですか?
ソックスやボール、バッグなどはおさがりでも問題ありません。ただしすね当ては変形・劣化で守る力が落ちるため、状態をよく確認して。シューズは足型のクセがつくので、できれば新品か、傷みの少ないものを選ぶのがおすすめです。
道具がそろったら、次は親子でボールにさわる番です。今日からできる5分メニューはこちら → 親子でできるおうちサッカー練習・ボールタッチ5選
「サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる」
少年サッカーの育成年代を指導する現役コーチ。判断力・認知・立ち位置・パススピード・切り替え、GKからのビルドアップを軸に、「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。毎月、練習設計と自己内省をレポートにまとめてPDCAを回す、分析型の指導者です。
現場でサッカー未経験の保護者の声を大切にしてきました。専門用語をゼロに噛み砕き、「親が今日からできること」に翻訳してお届けします。


