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用品の選び方

サッカーの練習着は何枚必要?子供の練習着の選び方【綿NGの理由も解説】

PITCH NAVI 編集部|2026.07.13 更新|読了 約10

監修現役 U10・8人制サッカーコーチ指導3年目・延べ50名を指導

入団が決まって、チームからもらったプリントに「練習は動きやすい服装で」——それだけ。「動きやすい服って、何?手持ちのTシャツでいいの?何枚いるの?」。サッカーを自分ではやってこなかったパパ・ママにとって、練習着は「正解が分からないまま、なんとなく買ってしまう」ものの代表です。この記事を読み終えるころには、何を・何枚・いくらで買えばいいか、そしてやってはいけない服の選び方が、迷わず分かるようになります。

\ 時間がない人へ・先に結論 /

練習着は、上下とも化繊(ポリエステル)のプラシャツ+ハーフパンツを、洗い替え込みで2〜3セット。これで週2〜3回の練習は回ります。綿のTシャツは汗を吸って重く冷たくなるので避けるのが正解。1セット2,000〜3,000円前後で十分そろいます。ちなみに足元の準備がまだなら → 学年・足型で選べるシューズ比較を見る(30秒)

この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています。毎年、入団したての子を見ていて必ず出会うのが、綿のTシャツで来て、練習の後半に背中がびしょ濡れのまま冷えている子です。子どもは大人が思う以上に汗をかきます。とくに冬場、汗を吸った綿シャツのまま夕方の風に当たると、体感温度は一気に下がる。だから現場のコーチは口をそろえて「服は化繊で」と言うんです。実際、週2回練習のチームなら、洗濯が1日回らなかっただけで練習着が足りなくなる——2〜3セットという枚数は、この現実から逆算した数字です。

この記事の内容
01結論:化繊の上下を2〜3セットでOK
02綿のTシャツがNGな理由(汗冷え・重さ)
03何枚必要?練習の回数から逆算する
04サイズと名前つけ|「大きめ買い」はここでも注意
05季節の足し引き|インナー1枚で年中回す
06費用を抑えるコツ+ユニフォームとの違い
07現場の声+そろえる前の最終チェック

01結論:化繊の上下を2〜3セットでOK

まず、いちばん大事な結論から。練習着は上=プラシャツ、下=ハーフパンツ、どちらもポリエステルなどの化繊素材を、洗い替え込みで2〜3セット。これだけで十分です。

「プラシャツって何?」——当然の疑問ですよね。プラシャツはプラクティスシャツ(練習用シャツ)の略で、要するにサラサラした化繊素材の、サッカー用Tシャツのこと。スポーツ用品店で1,000〜2,000円台で売られている、あのツルッとした半袖シャツです。速乾性があって、汗をかいてもすぐ乾き、生地が軽い。ハーフパンツも同じ素材のものを選びます。

ブランドはどこでも構いません。有名ブランドのロゴが入っていてもいなくても、「ポリエステル100%」と書いてあれば練習着として合格です。子どもはブランドより「好きな色」のほうがよっぽどモチベーションになります。

\ ここだけ押さえればOK /

① 素材はポリエステル(化繊)。タグの表記を確認
② 上下セットで2〜3組(週2〜3回練習ならこれで回る)
③ 1セット2,000〜3,000円前後で十分。高機能モデルは不要

この3つを押さえれば、練習着選びはまず外しません。

02綿のTシャツがNGな理由(汗冷え・重さ)

「家にTシャツならたくさんあるのに、わざわざ買うの?」と思いますよね。気持ちはよく分かります。でも、普段着の綿Tシャツをそのまま練習に使うのは、実はおすすめできません。

理由は素材の性質にあります。綿は汗をたっぷり吸い込んで、なかなか乾かない生地です。サッカーの練習は走りっぱなしなので、開始30分もすれば背中は汗で濡れます。綿だとその汗が生地に残り続けて、シャツがずっしり重くなり、休憩や帰り道で風に当たった瞬間に一気に体を冷やす。これがいわゆる「汗冷え」です。夏は不快なだけで済みますが、秋冬は体調を崩すきっかけにもなります(体の冷えやすさには個人差があります。心配な場合はかかりつけ医にもご相談ください)。

⚠ こんな服は練習に向きません

綿100%のTシャツ:汗を吸って重く、冷たくなる
フード付きパーカー:フードや紐が引っかかって危険。禁止しているチームも多い
ジーンズ・チノパンなど長ズボン:足が上がらず、転んだとき膝も守れない
ファスナーや飾りの大きい服:接触プレーで自分や相手をケガさせることがある

逆に化繊のプラシャツは、汗をかいてもすぐ乾くので、体が冷えにくく、軽いまま。「化繊=子どもの体を守る装備」くらいに考えてもらうのがちょうどいいです。

03何枚必要?練習の回数から逆算する

枚数は「なんとなく」ではなく、週の練習回数から逆算すると迷いません。考え方はシンプルです。

    • 週1回練習 → 2セットあれば余裕(1枚洗濯中でも回る)
    • 週2〜3回練習3セットが安心ライン(雨で洗濯が乾かない日があっても回る)
    • 週4回以上・土日試合あり → 3〜4セット。ここまで来たら様子を見ながら買い足す

ポイントは、最初から買いすぎないことです。子どもの体は1年で驚くほど大きくなるので、5枚6枚と一気にそろえると、着ないままサイズアウトする服が出ます。まず2セットで始めて、「洗濯が回らない」と感じたら1枚足す。この順番が、いちばんムダがありません。

もうひとつ現場からのリアルな話をすると、練習着は泥だらけになるのが仕事です。雨上がりのグラウンドで転べば、1回で泥染めのようになります。「汚れたら困る服」ではなく「汚れてナンボの服」と割り切れる価格帯のものを選ぶのが、親の精神衛生上もおすすめです。

04サイズと名前つけ|「大きめ買い」はここでも注意

サイズはジャストか、大きくても1サイズ上まで。シューズ選びと同じで、「どうせ大きくなるから」と2サイズ上を買うのはNGです。ブカブカのシャツは裾やそでが腕に絡み、大きすぎるパンツはずり落ちて、プレーどころではなくなります。走っている姿を見て「服に着られている」感じがしたら大きすぎのサインです。

そして意外と忘れがちなのが名前つけ。サッカーチームの練習後には、同じような黒いプラシャツ・黒いパンツが何枚もグラウンドに落ちています(本当によく落ちています)。タグの内側に油性ペンでフルネーム、これだけで戻ってくる確率が段違いです。外から見える場所に大きく書く必要はありません。防犯の面でも、名前は外から見えない位置に書くのがおすすめです。

05季節の足し引き|インナー1枚で年中回す

「冬用も夏用も買うの?」——ここも心配いりません。基本の化繊上下2〜3セットはそのままで、季節はインナー(下に着る薄手のシャツ)で足し引きします。

    • :プラシャツ1枚でOK。汗をかいたら休憩で着替えられるよう、替えを1枚バッグに
    • 春・秋:肌寒い日は、プラシャツの下に薄手の長袖インナーを1枚
    • :保温タイプの長袖インナー+プラシャツ。下も同様にロングタイツを足す子が多いです

つまり、季節ごとに練習着を総入れ替えするのではなく、「基本セット+インナーの足し引き」で1年が回るということ。インナーも化繊のスポーツ用を選べば、汗冷え対策はそのまま効きます。真夏の練習は服装だけでなく水分補給とセットで考えてあげてください(暑さへの強さは個人差が大きいので、無理は禁物です)。

06費用を抑えるコツ+ユニフォームとの違い

練習着は、正直いちばん節約していい装備です。費用を抑えるコツを3つ。

    • お下がり・おさがり循環を使う:チームの先輩家庭からのお下がりは遠慮なくもらいましょう。練習着は消耗品なので、誰も気にしません
    • 型落ち・セールを狙う:スポーツ用品店のセールやネットの型落ち品なら、上下で2,000円台も普通にあります。練習着に「今年のモデル」は必要ありません
    • 上下セット売りを選ぶ:バラで買うよりセット売りのほうが割安なことが多いです

ここで、混同しやすい「ユニフォームとの違い」も整理しておきます。ユニフォーム(試合で着るおそろいの服)は、チーム指定で、チームを通じて購入するもの。デザインも背番号もチームが決めるので、親が選ぶ余地はありません。一方、練習着は完全に自由(チームによっては色の指定などがある場合もあるので、念のため最初に確認を)。つまりこの記事で選ぶのは練習着だけで、ユニフォームは「チームの案内を待てばいい」ものです。ここを分けて考えると、入団直後の買い物リストがスッキリします。

サッカーにかかるお金の全体像(月謝・遠征・用品)を知りたい方は、少年サッカーの費用まとめも参考にしてください。

07現場の声+そろえる前の最終チェック

監修コーチのチームで実際に聞こえてくる、保護者のリアルな声を紹介します。

💬 現場で聞いた保護者の声

最初は手持ちの綿Tシャツで行かせてたけど、冬に汗で背中が冷え切ってて反省。化繊に替えてから風邪の心配が減った

2年生のお子さんの保護者

張り切って5枚買ったら、1年でほぼ全部サイズアウト。2〜3枚を回して買い足すほうが絶対いい

買いすぎを経験した保護者

黒いプラシャツはみんな同じに見える。名前を書いてなくて、誰のか分からなくなったことが2回ある

3年生のお子さんの保護者

先輩ママからのお下がりで最初の1年はほぼゼロ円。練習着はそれで全然十分だった

お下がり活用派の保護者
※ 監修コーチが少年サッカーの現場で実際に聞いた声です(個人が特定されない形で掲載しています)。感じ方には個人差があります。

こうした声からも分かるとおり、練習着は「化繊・2〜3セット・安くていい」が現場の共通認識です。最後に、そろえる前の最終チェックだけ置いておきます。

\ そろえる前の最終チェック /

① タグに「ポリエステル」の表記があるか
② サイズはジャスト〜1サイズ上まで
チームの色指定・服装ルールを先に確認したか(フード禁止などもここで分かる)
④ タグの内側に名前を書いたか
ネットで買う場合は、サイズ表の「着丈・身幅」を今の服と比べてから注文すると失敗が減ります。

よくある質問

Q

サッカーの練習着は何枚必要ですか?

A

上下とも化繊(ポリエステル)のプラシャツ+ハーフパンツを、洗い替え込みで2〜3セットが目安です。週1回練習なら2セット、週2〜3回なら3セットあると洗濯が乾かない日でも回ります。子どもはすぐサイズアウトするので、最初から買いすぎず、足りなければ1枚ずつ買い足すのがおすすめです。

Q

普段着の綿Tシャツではダメですか?

A

おすすめしません。綿は汗をたっぷり吸って乾きにくく、シャツが重くなるうえ、休憩中や帰り道に体を一気に冷やす「汗冷え」の原因になります。とくに秋冬は体調を崩すきっかけにも。速乾性のあるポリエステル素材のプラシャツを選んでください。

Q

プラシャツとは何ですか?

A

プラクティスシャツ(練習用シャツ)の略で、ポリエステルなどの化繊でできたサッカー用の半袖シャツのことです。速乾性があり、汗をかいてもすぐ乾いて軽いまま。スポーツ用品店やネットで1,000〜2,000円台から買えます。ブランドはどこでも構いません。

Q

練習着とユニフォームは何が違うのですか?

A

ユニフォームは試合で着るおそろいの服で、デザインも購入方法もチーム指定。親が選ぶものではなく、チームの案内に従って購入します。一方、練習着は基本的に自由です(チームによって色などのルールがある場合は従います)。自分で選んで買うのは練習着のほうだけです。

Q

冬の練習は何を着せればいいですか?

A

基本の化繊プラシャツはそのままに、下に保温タイプの長袖インナーを重ねるのが定番です。下半身もハーフパンツの下にロングタイツを足す子が多いです。冬用に練習着を総入れ替えする必要はなく、インナーの足し引きで1年を回せます。寒さの感じ方には個人差があるので、お子さんの様子を見ながら調整してください。

練習着がそろったら、次にそろえたいのは足元です。服は安くてよくても、シューズだけは足に合うものを——サイズの合わない一足は、つまずきやケガのもとになります。学年・足型からピッタリの一足を選べる比較ページを用意しています → シューズ比較ランキングで学年・足型から選ぶ

この記事の監修
監修現役 U10・8人制サッカーコーチ

サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる

少年サッカーの育成年代を指導して3年目、これまで延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断力・認知・立ち位置・パススピード・切り替え、GKからのビルドアップを軸に、「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。毎月、練習設計と自己内省をレポートにまとめてPDCAを回す、分析型の指導者です。

現場でサッカー未経験の保護者の声を大切にしてきました。専門用語をゼロに噛み砕き、「親が今日からできること」に翻訳してお届けします。

当サイトの用品・ルール・練習の記事は、公開前に監修コーチが内容を確認しています。事実に関わる記述は一次情報・公式情報にあたって整理しています。

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