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用品の選び方

サッカースパイクのサイズは何cm大きめ?買い替え時期とサインも【現役コーチ監修】

PITCH NAVI 編集部|2026.07.13 更新|読了 約10

監修現役 U10・8人制サッカーコーチ指導3年目・延べ50名を指導

サイズ選びの目安になるジュニアサッカースパイク

玄関で、片付け中のスパイクを手に取って、ふと不安になる——。「これ、そろそろ小さいのかな?でも、まだ穴も空いてないし履けそうだし…」。子どもは「大丈夫」としか言わないし、決して安い買い物でもない。かといって大きめを買うのも、なんだか足に悪そうで踏ん切りがつかない。サッカーを自分でやってこなかったパパ・ママにとって、スパイクの「サイズ何cmにするか」と「いつ替えるか」は、地味だけど毎回もやもやするテーマです。この記事を読み終えるころには、つま先の余りは何mmが正解か・買い替えのサインはどこを見るか・次はいつごろ替わるかが、迷わず判断できるようになります。

\ 時間がない人へ・先に結論 /

つま先の余りは5〜10mm(大きくても最大1cm)が正解。「どうせすぐ大きくなるから」と1cm以上の大きめを買うのが、実は一番危ない選び方です(靴の中で足が泳ぐから)。買い替えのサインは「きつい」「つま先が当たる」「靴裏の突起がすり減ってツルツル」の3つ。子どもの足は半年で0.5cmほど伸びるので、目安は半年〜1年に一度です。→ 学年・足型からピッタリのサイズを選ぶ(30秒)

この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています。毎シーズン子どもたちの足元を見ていて、本当によく見かけるのが、サイズの合っていないスパイクで走っている子です。大きすぎて靴の中で足が滑り、走り方がぺたぺたとぎこちない子。逆に、気づかないうちにきつくなって、つま先が当たっているのに我慢して「痛くない」と言い張る子——どちらも珍しくありません。子どもは足の違和感を言葉にするのが苦手で、しかも「新しいのを買って」とはなかなか言い出しません。だからこそ、替えどきは親が見て気づいてあげるものなんです。この記事では、その見極め方を具体的にお伝えします。

この記事の内容
01サイズの正解|つま先5〜10mm・最大1cm
02「大きめ買い」が一番危ない理由
03正しい測り方|夕方・かかとを壁につけて
04買い替えサインは、この3つ
05半年で0.5cm|次はいつ替わる?
06現場の声+買う前の安心チェック
07よくある質問

01サイズの正解|つま先5〜10mm・最大1cm

まず、いちばん知りたい「何cmにすればいいか」から。答えは、つま先に5〜10mmの余りがある状態です。大人の小指の半分くらい、と覚えてください。大きめに買うとしても、最大で1cmまで。これがサッカースパイクのちょうどいい余裕です。

「え、そんなにピッタリでいいの?」と驚くかもしれません。普段のスニーカーだと大きめを選ぶ人も多いですからね。でもスパイクは違います。ボールを蹴る・止める・急に方向を変える、という動きは、足と靴が一体になっているほど正確にできるもの。少しでもゆるいと、靴の中で足がずれて、力がうまく伝わりません。だから「余りは最小限」が正解なんです。

\ サイズの基準はこれだけ /

① つま先の余りは5〜10mm(小指の半分くらい)
② 大きめに買うなら最大1cmまで
③ 迷ったら大きいほうの足に合わせる(左右で違うのは普通)

この3つを守れば、サイズ選びで大きく外すことはありません。

02「大きめ買い」が一番危ない理由

スパイク選びでいちばん多い失敗が、これです。「どうせすぐ大きくなるから、大きめを買っておこう」。決して安くない買い物ですから、少しでも長く履かせたい——気持ちはとてもよく分かります。でも、これがいちばん危ない選び方なんです。

⚠ 大きすぎる靴の中で、足に何が起きているか

大きすぎるスパイクの中では、足が前後左右に滑ります。すると子どもは無意識に足の指を丸めて踏ん張るようになり、① まっすぐ走れない ② 踏み込むときに力が逃げてうまく蹴れない ③ 靴の中で足がずれてつまずきやすい、という悪循環に入ります。せっかくのサッカーが「なんだか走りにくい」ものになってしまうんです。

とくにスパイクは、裏のポイント(突起)で地面をつかんで踏ん張る靴です。足と靴がずれていると、踏ん張った瞬間に足だけが靴の中で動いて、力が地面に伝わりません。切り返しやダッシュのたびに、わずかにブレーキがかかっているようなもの。せっかく足は速くなっているのに、靴のせいで活かせない、というもったいないことが起こります。「長く履かせたい」で買った大きめが、上達のブレーキになってしまうわけです。1cm以上の大きめは、避けてください。

03正しい測り方|夕方・かかとを壁につけて

「じゃあ、今の足のサイズをどう測ればいいの?」。特別な道具はいりません。家にあるもので、この手順どおりにやれば十分正確に測れます。

    • 測るのは夕方:足は一日活動すると、夕方には朝より少しむくんで大きくなります。朝のサイズで買うと、練習後半にきつく感じることも。夕方や運動後に測るのが安心です。
    • かかとを壁につけて立たせる:紙の上に立たせ、かかとを壁にぴったりつけます。かかとが浮くと数字がずれるので、ここがいちばん大事なポイントです。
    • いちばん長い指の先に印:親指がいちばん長いとは限りません。実際にいちばん前に出ている指の先に、鉛筆で印をつけます。
    • 壁から印までを測る:この長さが「実寸(足の実際の長さ)」です。左右とも測って、大きいほうを基準にします。

この実寸に、先ほどの余り5〜10mmを足したのが、選ぶべきスパイクのサイズです。たとえば実寸が19.0cmなら、19.5〜20.0cmが目安になります。

学年別・サイズのざっくり目安(個人差あり)

低学年(1〜2年)→ おおよそ17〜19cm/中学年(3〜4年)→ 19〜22cm/高学年(5〜6年)→ 22〜24.5cm
あくまで学年の目安です。同じ学年でも足の大きさは大きく違うので、必ず「今、実際に測った実寸」で選び、上の学年別はあくまで見当に使ってください。ネットで買うときは、サイズ交換ができるショップだと安心です。

サイズがはっきりすると、モデル選びも一気にラクになります。中〜高学年の標準的な足なら、定番のスパイクから選べばまず外しません。

アシックス DSライト JR GS(HGスパイク)
中〜高学年の標準サイズに
¥5,500〜4.3
土のグラウンドで扱いやすい定番のHGソール
クセが少なく、足の形を選びにくい標準の作り
サイズが決まれば、まず外さない一足
※ 価格・在庫は変動します。最新は各公式サイトをご確認ください。

補足すると、HGとは、裏の突起がやや長めで土のグラウンドに向いたタイプのこと。少年サッカーの練習・試合でいちばん出番の多い定番です。△ ここだけ注意すると、人工芝が多いチームだと、別途トレシューやTFが必要になる場合があります。

04買い替えサインは、この3つ

サイズの次は「いつ替えるか」。子どもは足が痛くてもうまく言葉にできず、しかも「せっかく買ってもらったのに」と気をつかって我慢してしまうことがあります。だから、替えどきは親が見て気づいてあげるのがいちばん確実。見るべきサインは、次の3つだけです。

    • ① 「きつい」と言う・履くのを嫌がる:いちばん分かりやすいサイン。ただし言わない子も多いので、次の2つも必ずチェックしてください。
    • ② つま先が当たっている:靴を脱いだとき、親指の先が靴の内側に当たった跡がある/爪が靴に当たって白くなる・痛がる。指を曲げて履いていたら、もう小さい証拠です。
    • ③ 靴裏の突起がすり減ってツルツル:裏のポイント(突起)が丸くすり減ってツルツルになっていたら、サイズに関係なく替えどき。踏ん張りがきかず、滑って転ぶ原因になります。
⚠ 「まだ履けそう」でも替えたほうがいいケース

つま先に穴が空いていなくても、①きつい ②つま先が当たる ③裏がツルツルのどれかが出ていたら替えどきです。とくに「サイズはまだいけるけど裏がすり減った」ケースは見落としがち。裏の突起は、地面をつかんで踏ん張るための命綱です。すり減ったまま使うと、切り返しで滑って転び、思わぬケガにつながることもあります(心配な場合は、練習前にコーチにも相談してみてください)。

かかとの内側がすり減って歩き方のクセが出ていたり、左右で減り方が極端に違ったりする場合も、買い替えのタイミング。月に一度、爪を切るついでに足とスパイクをセットでチェックする習慣にすると、見逃しがなくなります。

05半年で0.5cm|次はいつ替わる?

「じゃあ、次に替えるのはいつごろ?」。おおよその見当として、小学生の足は半年で0.5cm前後伸びると言われます(もちろん個人差は大きく、成長期には一気に伸びる時期もあります)。つまり、ピッタリのスパイクでも、半年〜1年で一度は替わるのが自然だと思っておいてください。

これは裏を返すと、どんなに高いスパイクを買っても、履ける期間は同じということでもあります。1万円超の上位モデルも、5,000円台のモデルも、足が大きくなればどのみちサイズアウト。だからこそ、上位モデルの性能差より「今の足にピッタリ合っていること」のほうが、成長期の子どもには圧倒的に大事なんです。

\ 買い替えのリズム /

① 半年で約0.5cm伸びる前提で、半年〜1年に一度の買い替えを見込んでおく
② その前提だと、1足に1万円より「足に合うものをこまめに」のほうが理にかなう
③ 浮いた予算は、すね当て・練習用ボール・次のサイズ代に取っておく

「高い一足を長く」ではなく「合う一足をこまめに」。これが成長期の足にやさしい選び方です。

こまめに替える前提なら、価格と品質のバランスが取れた総合力の高いモデルが結局いちばん使いやすい。標準的な足の子の「次の一足」には、こんなモデルが選ばれています。

ミズノ モナルシーダ NEO III SELECT Jr.(HG)
こまめな買い替えの定番に
¥7,700〜4.5
やわらかい履き心地でフィット感を出しやすい
土のグラウンド向きのHGで練習・試合に幅広く対応
総合力が高く、次の一足で迷ったら選びやすい
※ 価格・在庫は変動します。最新は各公式サイトをご確認ください。

△ ここだけ注意すると、上位1万円超のモデルと比べればつくりはシンプルです。ただ半年〜1年で替わることを思えば、この価格帯が現実的。フィット感重視の作りなので、幅がかなり広い子は一度試着か、サイズ交換対応のショップだと安心です。

06現場の声+買う前の安心チェック

最後に、監修コーチのチームで実際に聞こえてくる、保護者のリアルな声を紹介します。同じ悩みを通ってきた先輩の実感なので、いちばん参考になるはずです。

💬 現場で聞いた保護者の声

『まだ履ける』と本人が言うから信じてたら、爪が当たって痛がってた。子どもは我慢しちゃうんだと反省

3年生のお子さんの保護者

大きめを買ったら走り方がぺたぺたして変だった。ピッタリに替えたら見違えるように走るように

大きめ買いを経験した保護者

サイズは合ってたけど裏がツルツルで、雨の日に滑って転んでた。裏の減りも見るようになった

2年生のお子さんの保護者

半年で替わる前提にしたら、1足にかける金額を決めやすくなって気がラクになった

買い替えを繰り返している保護者
※ 監修コーチが少年サッカーの現場で実際に聞いた声です(個人が特定されない形で掲載しています)。感じ方には個人差があります。

こうした声からも分かるとおり、大事なのは「大きめで長く」ではなく「今の足に合っているか」を定期的に見てあげること。あとは、ネットで買うときの不安さえ消せれば安心です。

\ 買う直前の安心チェック /

ネット購入でいちばん怖いのは「サイズ間違い」。でも大丈夫です。楽天で「サイズ交換無料」と書いてあるショップを選べば、届いて合わなくても交換できます。届いたらまず室内でサッカー用の靴下を履いて試着 → OKなら外で使いましょう(外で履くと交換できなくなります)。有名スポーツ量販店など正規の販売店を選べば、本物が届くので安心です。

よくある質問

Q

サッカースパイクは何cm大きめを選べばいい?

A

つま先に5〜10mm(大人の小指の半分くらい)の余りが正解で、大きめに買うとしても最大1cmまでです。それ以上大きいと靴の中で足が滑り、指を丸めて踏ん張るようになって、走り方が崩れたり踏み込みで力が逃げたりします。『どうせ大きくなるから』の大きめ買いが、実は一番危ない選び方です。

Q

スパイクの買い替えのサインは?

A

見るべきは3つです。①『きつい』と言う・履くのを嫌がる ②靴を脱いだときつま先が当たった跡がある・爪が痛い ③靴裏の突起がすり減ってツルツルになっている。①②はサイズアウト、③は裏の消耗のサインで、サイズが合っていても替えどきです。子どもは我慢しがちなので、月に一度は親がチェックしてあげてください。

Q

スパイクはどれくらいの頻度で買い替える?

A

小学生の足は半年で0.5cmほど伸びるため、目安は半年〜1年に一度です。成長期には一気に伸びる時期もあり個人差が大きいので、期間だけで判断せず、きつさ・つま先の当たり・裏の減りを合わせて見るのが確実です。

Q

サイズが合っているか、どう測ればいい?

A

夕方または運動後に、紙の上でかかとを壁につけて立たせ、いちばん前に出ている指の先に印をつけて、壁から印までを測ります。これが実寸です。左右測って大きいほうを基準にし、実寸+5〜10mmで選びます。かかとが浮くと数字がずれるので、そこだけ注意してください。

Q

まだ穴も空いていないのに替えるのはもったいない?

A

見た目がきれいでも、①きつい ②つま先が当たる ③裏がツルツルのどれかが出ていたら替えどきです。とくに裏の突起がすり減ると踏ん張りがきかず、滑って転んでケガの原因になります。合わないまま使うほうが、上達やケガの面でかえって損になることもあります。

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この記事の監修
監修現役 U10・8人制サッカーコーチ

サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる

少年サッカーの育成年代を指導して3年目、これまで延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断力・認知・立ち位置・パススピード・切り替え、GKからのビルドアップを軸に、「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。毎月、練習設計と自己内省をレポートにまとめてPDCAを回す、分析型の指導者です。

現場でサッカー未経験の保護者の声を大切にしてきました。専門用語をゼロに噛み砕き、「親が今日からできること」に翻訳してお届けします。

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