「練習用にトレシューを用意してください」と言われたけれど、売り場には「TF」「HG」「AG」と横文字ばかり。サッカー未経験だと、スパイクと何が違うのかから迷います。この記事では、トレシューとスパイクの違い、使う場所での選び方、掲載している3足の違いを先に示し、サイズと幅広の子の選び方まで整理します。
トレシュー(トレーニングシューズ)は、ゴム底に小さな凹凸が全面に付いたサッカー用の靴です。スパイクは裏に大きな突起があり、使える場所がより限られます。選ぶ順番は①チームや練習場所の指定 → ②今の足の長さと幅 → ③購入する型番の対応グラウンドと返品条件です。
表は横にスクロールできます。項目名を見ながら比較してください。
| 商品(型番) | 使う場所 | 幅の表記 | 留め方 |
|---|---|---|---|
| DSライト JR GS TF(1104A053) | 屋外のターフコート | スタンダードフィット | 記載を確認できず |
| ゴレット VIII TF ジュニア(IH8296) | 人工芝(ターフ) | レギュラーフィット※ | ひも※ |
| モナルシーダ ネオ3 CLUB キッズ AS ワイド(P1GE252660) | 記載を確認できず | 3E相当の方向け | ゴム紐+ベルト |
※ゴレットの幅・留め方は海外の販売店の表記です。ひもを結ぶのが難しい子ならCLUB キッズ、ひも式で比べたいならゴレット、屋外のターフコートでスタンダードフィットを試したいならDSライト TF、という分け方ができます。種類別の一覧はジュニアサッカーシューズの比較ページで見られます。
トレシューにするかスパイクにするかは、学年だけでは決まりません。練習場所、試合に出る機会、チームの指定で変わります。最初の一足は、ブランドや値段より「今の足に合っているか」を優先してください。
そもそもトレーニングシューズって何?(噛み砕いて)
「トレーニングシューズ、略してトレシューって言われても、そもそも何?」——未経験の親なら当然の疑問です。かんたんに言うと、トレシューは「サッカー用の運動靴」だと思ってください。
いちばんの特徴は、靴の裏がゴムでできていて、小さな凹凸(イボイボ)が全面にたくさん付いていること。スパイクのように大きな突起が飛び出しているタイプとは靴底の形が違います。土や人工芝の練習で使われることが多い靴ですが、使えるグラウンドは型番ごとに説明を確認してください。
売り場やネットでは「TF」という表記をよく見かけます。これは「ゴム底に小さな凹凸が全面に付いたタイプ」のこと(TF=ターフの略)。トレシューを探すときの目印になります。
トレシュー(TFなど)はサッカー用の運動靴。裏はゴムで小さな凹凸が全面に。使える場所はチームや施設の指定と、購入する型番の説明で確かめます。
スパイクとの違い|どっちを買えばいい?
いちばん多い迷いがこれです。「トレシューとスパイク、結局どっちを買えばいいの?」。まずは両者の違いを整理しましょう。
「サッカーといえばスパイクでしょ」と、学年や練習場所を確かめずに選ぶのは避けましょう。スパイクは裏の突起(ポイント)が大きく、使える場所や、チーム・施設で認められているかが靴によって違います。
かんたんに整理すると、こうです。
- トレシュー(TFなど):裏がゴムで全面に小さな凹凸。→ 練習場所やチームの指定に合えば、練習用の候補
- スパイク(HG/AG/FGなど):裏に大きな突起。踏ん張りや切り返しを意識した作りで、使える路面が限られる。→ 試合が増えたときや、チームから指示があったときの候補
「HG」「AG」「FG」も横文字で身構えますが、これは「その突起がどの地面を想定しているか」の目印です。一般にHGはかためのグラウンド、AGは人工芝、FGは天然芝を想定した表記とされます。ただし、同じ記号でも対応グラウンドは型番によって違います。記号だけで「これなら外さない」とは決めず、購入する型番の説明と、チーム・施設の指定を優先してください。練習が中心の時期に、無理にスパイクへ進む必要はありません。
スパイクへの切り替えはいつ?
「じゃあ、トレシューからスパイクにはいつ替えればいいの?」。決まった学年はありません。試合に出る機会が増えてきたとき、またはチームから指示が出たタイミングを目安に、練習場所と合わせて考えます。あわてる必要はありません。
スパイクを使うかどうかの方針は、チームによって違います。周りが履き始めたかではなく、チームの指示と練習場所を確かめてから、お子さんのペースで移行すれば大丈夫です。
スパイクを使い始めてからも、スパイクを禁止している人工芝の施設や体育館など、スパイクが使えない場面では別の靴が必要になることがあります。「トレシュー→スパイク」は乗り換えというより、場所に合わせて使い分けるイメージで考えてください。
スパイクに進むときは、金具(金属の突起)付きのタイプを使ってよいかを、チームや大会の規定で確認してください。子ども向けには、突起がゴムや樹脂でできたモデルが多く販売されています。
サイズの選び方|大きめ買いに注意
トレシュー選びで迷いやすいのが、「どうせすぐ大きくなるから、大きめを買っておこう」という考え方です。気持ちはよく分かります。決して安い買い物ではありませんから。
ただ、大きすぎる靴の中では足が前後に動きやすくなります。走りにくい、蹴りにくい、つまずきやすいと感じる原因になることがあります。サイズの余裕は、ミズノ公式がスパイクについて「0.5〜1cm前後余裕を持ったサイズ」をすすめています。全メーカー・全種類に共通の決まりではないので、購入するメーカーのサイズ案内を確認し、実際に履いて確かめましょう。
家やお店では、この手順で確かめてみてください。
- サッカー用の靴下を履いて試す:サッカーのソックスは厚手です。普段の薄い靴下で試すと、実際にはきつくなることがあります。
- かかとを合わせてから、つま先を確認:かかとをトントンと合わせ、指先が当たっていないか、余りすぎていないかを確かめます。
- 両足とも試す:左右で足の大きさが違うこともあります。大きいほうの足に合わせましょう。
- 少し歩く・走ってみる:かかとが浮かないか、指が当たっていないかを本人に聞いてみます。
同じ学年でも足の大きさは大きく違います。学年から決めず、今、実際に測った足の長さと幅をもとに、購入するモデルのサイズ案内で選んでください。測り方は足のサイズの正しい測り方を参考にどうぞ。ネットで買うときは、交換の条件を注文前に確認しましょう。
幅広・甲高の子のトレシュー選び
「サイズは合っているはずなのに、痛いと言う」「靴の横がパンパンに張っている」。その場合、原因は長さではなく幅かもしれません。長さが合っていても、モデルによって横がきつく感じることがあります。
見分け方の一つとして、靴を履いた状態で足の幅が甲の素材を外に押し出して膨らんでいたら、幅が足りていないサインかもしれません。その場合は「ワイドモデル」「3E(EEE)相当」と表記されたモデルも比べてみましょう。ただし、幅の表記だけで甲の高さまで合うとは限らないので、試着で確かめてください。
低学年で、ひもを自分で結ぶのが難しい場合は、マジックテープやベルトのモデルも候補になります。
幅広向けのワイドモデルは、細めの足の子にはゆるく感じることがあります。「みんながこれだから」ではなく、お子さんの足の形に合うかで選ぶのが基本です。可能なら一度試着を。ネットで買う場合は、サイズや幅の交換ができるか、その条件を注文前に確認しましょう。
予算の考え方|価格より「合うか」
「最初だから、ちょっといいものを買ってあげたい」。親心としては自然な気持ちです。ただ、価格が高いモデルほど、お子さんの足に合うとは限りません。
小学生の足はサイズが変わっていくので、高い一足を長く履かせようとして大きめを買うと、前の章で触れた「大きめ買い」の問題につながります。価格は販売先によって変わるため、この記事では金額の目安を決めていません。
① 価格より、今の足と練習場所に合っているかを優先
② 比べるときは本体価格+送料の合計で
③ サイズが変わったときの買い替えや交換の条件も含めて考える
買う前の確認
ネット購入で気になるのは「サイズ間違い」。交換ができるか、その期限、対象になるサイズや色、セール品の扱い、返送料、試着してよい範囲(室内で試すだけ等)を、注文前に販売店ごとに確認してください。「サイズ交換無料」と書かれていても、適用条件を読みましょう。届いたらまず室内で試着し、外で使う前に確かめます。この記事では、現在の価格・在庫・交換条件を保証していません。
よくある質問
トレーニングシューズとスパイクの違いは何ですか?
トレシュー(TFなど)はゴム底に小さな凹凸が全面に付いた靴、スパイクは裏に大きめの突起が付いた靴です。使える場所や、チーム・施設で認められているかが違うので、練習場所と指定を確認して選んでください。
TF・HG・AG・FGって何のことですか?
靴裏がどんな地面を想定しているかの目印です。一般にTFは小さな凹凸のゴム底、HGはかためのグラウンド、AGは人工芝、FGは天然芝を想定した表記とされます。ただし対応グラウンドは型番ごとに違うため、記号だけで決めず、購入する型番の説明とチーム・施設の指定を確認してください。
トレシューだけで大丈夫?スパイクはいらない?
練習場所やチームの指定に合っていれば、トレシューで練習することもできます。スパイクが必要かどうかは、試合に出る機会やチームの指示で判断してください。
サイズは大きめを買っていいですか?
大きすぎる靴は足が中で動きやすくなります。全モデル共通の余り幅は決められないので、メーカーのサイズ案内を確認し、サッカー用ソックスで両足を試着して、指先の当たりやかかとの浮きを確かめてください。
いくらくらいのトレシューを買えばいい?
価格は販売先で変わるため、この記事では金額の目安を決めていません。高いモデルほど足に合うとは限らないので、足と練習場所に合うかを優先し、送料や交換の条件も含めて比べてください。
スパイクへの切り替えや、はじめての一足で迷ったらこちらへ。
→ スパイクデビューの時期
→ 低学年のシューズ選び
種類を分けて候補を見たい方は、比較ページも参考にしてください → ジュニアサッカーシューズの比較ページ
掲載している3商品は、2026年10月15〜16日に楽天の販売ページと販売店の情報で、型番・使う場所・幅・留め方を照合しました。価格・在庫・送料・返品条件は照合していません。
「サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる」
育成年代の指導3年目、延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断・認知・立ち位置を軸に「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。
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