イエローカードは警告、レッドカードは退場です。同じ試合で2回警告された選手も退場になります。ただし、退場後にチームの人数を補えるかは、8人制と11人制で違います。カードの色、本人の出場、チームの人数を分けて確認しましょう。
JFAの8人制サッカー競技規則では、退場した選手のチームは、別の選手を補充できます。退場した本人が戻れるという意味ではありません。参加大会の競技規則と懲罰規定も確認してください。
イエローとレッドの違い
イエローは警告です。1回の警告だけで、その場で退場するわけではありません。同じ試合で2回目の警告を受けると退場になります。重大な反則や乱暴な行為、攻撃的・侮辱的・下品な言動など、先に警告がなくても退場になる行為があります。「最初の1回なら何をしても大丈夫」とは教えないでください。
カードは行為に対する処置であり、子どもの人格を決める評価ではありません。低学年だから必ず口頭注意だけで済む、という規則でもありません。この記事では、裏付けとなる集計がない学年別のカード頻度は示しません。
反則とカードは同じではない
ファウルを取られたから、必ずカードが出るわけではありません。相手へのチャレンジでは、不用意な行為、無謀な行為、過剰な力を用いる行為などを区別します。「ボールへ行った」「わざとではない」だけで警告や退場が免除されるわけではありません。相手の安全を脅かす行為は、意図だけで判断できないためです。
警告には異議や再開を遅らせる行為などもあります。手でボールを扱う反則も、すべてが自動的に警告・退場になるわけではありません。プレーの状況や適用される規則によって処置が変わります。基本はファウル・反則の解説、手を使う制限はキーパーのルールで確認できます。
8人制と11人制の退場後
表は横にスクロールできます。項目名を見ながら比較してください。
| 比べる条件 | 退場した本人 | チームの人数 |
|---|---|---|
| JFAの8人制 | その試合へ戻れない | 別の選手を補充できる |
| 11人制の原則 | その試合へ戻れない | 代わりを補充できず、人数が減る |
8人制でも、退場した本人が休んだ後に再出場することはできません。補充の際は、指導者が審判員・大会運営に手続きを確認します。補充できる制度と、本人の退場処分は別です。GKが退場した場合も本人は戻れず、ゴールキーパーを確保する必要があります。交代要員と用具を含め、参加大会の運用に従って対応してください。
大会独自の方式や採用規則がある場合もあるので、8人制の全体像だけで判断せず、実際の大会要項の確認ポイントも押さえましょう。
次の試合・警告の累積
同じ試合の2回の警告と、大会を通じた警告の累積は別です。次の試合への出場停止、対象となる大会、処分の期間や通知は、競技会・懲罰規定と運営からの通知で確認します。「赤なら次は必ず1試合だけ」「別の大会なら必ず出られる」と一律には決められません。
指導者には、処分内容、出場できない試合、復帰可能な条件、本人・保護者への伝達方法を確認しましょう。出場の可否が不明なまま自己判断で参加させないことが大切です。
グリーンカードの役割
グリーンカードは、フェアプレーや相手への配慮など、よい行為を認めるための取り組みです。警告・退場の罰則とは役割が異なり、イエローを取り消すカードでもありません。採用や提示の方法は大会によって確認してください。グリーンカードの解説も参考になります。
子どもへの声かけと保護者の対応
けがや危険があれば、安全確保を先に進めます。落ち着いた後に、本人が話せる範囲で何が起きたかを聞き、危険な行為と次の具体的な行動を分けて振り返ります。「カードをもらう悪い子」と決めつけず、相手を傷つけた行為も曖昧にしない関わり方を考えましょう。試合後の声かけは会話を考える参考です。
保護者は暴言や威圧で審判員へ詰め寄らず、競技上の疑問はチームの責任者を通じて大会の定める窓口へ確認します。けがや急な体調不良、暴力などの安全上の問題は、試合後まで黙って待つ必要はありません。近くのスタッフへすぐ知らせ、緊急性に応じて救急要請などにつなげてください。
判定が分からなかったときは誤審かなと思ったときの考え方、観戦時は応援のマナーを参照できます。審判ライセンスの解説は、審判の役割を知る入り口です。保護者の抗議がそのまま子どもへの警告になる、といった自動的な関係はありません。
用品を替えればカードを防げるわけではありません。靴を検討するときは、足に合うサイズや使用場所など、用品の比較条件から確認してください。
出典・確認日
2026年10月15日確認。JFA・8人制サッカー競技規則の退場後の補充とグリーンカード、IFAB競技規則・第12条の警告・退場を参照。実際の試合は大会が採用する年度の規則・競技会規定・懲罰規定を確認してください。
よくある質問
イエローカードを2回もらうとどうなりますか?
同じ試合で2回警告された選手は退場になります。退場した本人はその試合へ戻れません。大会を通じた警告の累積は別の規定で確認します。
8人制でも退場後は人数が減ったままですか?
JFAの8人制サッカー競技規則では、退場した選手のチームは別の選手を補充できます。本人の再出場が認められるわけではありません。参加大会の採用規則と手続きも確認してください。
最初の反則ならレッドカードにはなりませんか?
先に警告がなくても、重大な反則や乱暴な行為などで直接退場になることがあります。わざとではない、ボールを狙ったという理由だけで免除されるものでもありません。
退場すると次の試合は必ず1試合だけ出場停止ですか?
対象の試合と期間は、競技会・懲罰規定と運営の通知を確認します。一律に1試合だけ、別の大会なら必ず出られるとは決められません。
安全上の問題も試合後まで伝えてはいけませんか?
けがや体調不良、暴力など安全に関わる問題はすぐ近くのスタッフへ知らせます。威圧や暴言で判定に詰め寄る行為とは分け、緊急性に応じて対応してください。
「サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる」
育成年代の指導3年目、延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断・認知・立ち位置を軸に「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。
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