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親の関わり方

サッカーで多いケガ|突き指・鼻血・頭を打った時の応急対応と受診の目安【親向け】

PITCH NAVI 編集部|2026.07.16 更新|読了 約9

監修現役 U10・8人制サッカーコーチ指導3年目・延べ50名を指導

試合や練習の最中、わが子が突き指をした、鼻血を出した、頭をぶつけた——その瞬間、「どうしよう」と頭が真っ白になったことはありませんか。とっさの対応を知らないと、あわててしまいますよね。この記事では、少年サッカーで起きやすい“軽いケガ”への応急対応と、「これは病院へ」の見極めを、落ち着いて対応できるようにまとめました。※本記事は一般的な情報です。判断に迷う・症状が強いときは、必ず医療機関を受診してください。

\ 時間がない人へ・先に結論 /

突き指=引っぱらず冷やして固定。鼻血=下を向いて小鼻を10分つまむ(上を向かない)。頭を打った=これがいちばん要注意。意識・嘔吐・様子の変化があれば迷わず受診、なくても当日は安静にしてよく観察。「いつもと違う」と感じたら受診が正解です。
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この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています(医療的な判断は専門家の情報をもとに整理しています)。現場でいちばん大事だと感じるのは、「軽く見ないこと」と「あわてないこと」の両立。多くのケガは適切な応急対応で落ち着きますが、頭部のケガだけは特別。この記事で、いざというときに落ち着いて動けるよう、基本の対応を知っておいてください。困ったら、無理せず医療機関へ——これが大原則です。

この記事の内容
01突き指|引っぱるのは絶対NG
02鼻血|上を向かせない
03すり傷・切り傷|まず洗う
04頭を打った|いちばん要注意
05共通の心構えと、受診の目安
06よくある質問

01突き指|引っぱるのは絶対NG

サッカーでも、こぼれ球を手で扱おうとして突き指することがあります。まず覚えておきたいのは、「突き指は引っぱって治す」は間違いだということ。

昔は「引っぱればいい」と言われましたが、これは絶対にやってはいけません。骨折や靭帯の損傷を悪化させる危険があります。正しい対応は、冷やして・動かさず固定して・高く上げる。氷や保冷剤をタオルで包んで冷やし、指を安静に。強い腫れ・曲がらない・指が変な向きのときは、骨折の可能性があるので受診を。数日たっても腫れや痛みが引かない場合も、整形外科で診てもらいましょう。

02鼻血|上を向かせない

顔にボールが当たったり、ぶつかったりで鼻血が出ることも。ここでいちばん多い間違いが、「上を向かせる」「首の後ろをトントン叩く」です。これらは効果がないどころか、血がのどに流れて気持ち悪くなる原因になります。

正しい対応はシンプル。①少し下を向かせる(前かがみ)、②小鼻(鼻の柔らかい部分)を指でつまむ、③そのまま10分ほど待つ。たいていの鼻血はこれで止まります。上を向かない・つまむ場所は硬い骨ではなく柔らかい小鼻、がポイント。15〜20分以上止まらない、大量に出る、強くぶつけた後の場合は、受診しましょう。

03すり傷・切り傷|まず洗う

転んでのすり傷、スパイクによる切り傷もよくあります。基本は「まず流水でよく洗う」こと。土や砂が入ったままだと、化膿の原因になります。

きれいな水で砂や泥をしっかり洗い流し、清潔なガーゼやばんそうこうで保護します。消毒液は必ずしも必要なく、まず洗うことが最優先。傷が深い・出血が止まらない・大きく口が開いている場合は、縫う処置が必要なこともあるので受診を。動物にかまれた場合や、さびた金属で深く切った場合も、念のため医療機関へ。

04頭を打った|いちばん要注意

ヘディングの競り合いや転倒で、頭をぶつけることがあります。頭部のケガだけは、他とは別格の注意が必要です。見た目が大丈夫でも、あとから症状が出ることがあるからです。

⚠ こんなときは、迷わず救急・受診

・意識がない・もうろうとしている
・何度も吐く(嘔吐)
・けいれんしている
・ぼんやりして受け答えがおかしい、名前や場所が分からない
・強い頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らない

1つでも当てはまれば、迷わず救急要請・受診を。判断に迷う時点で受診が正解です。

これらがなくても、頭を打った日は、その後もよく観察してください。すぐ元気そうでも、数時間〜1日たってから症状が出ることがあります。当日は激しい運動を控え、安静に。少しでも「いつもと様子が違う」と感じたら、ためらわず医療機関へ。頭のケガは「大丈夫だろう」より「念のため」で動くのが鉄則です。プレー復帰は、自己判断せず医師の指示に従いましょう。

05共通の心構えと、受診の目安

どのケガにも共通する心構えが3つあります。①あわてない(親が落ち着くと子も落ち着く)、②軽く見ない(とくに頭・強い痛み・変形)、③迷ったら受診

そして、スポーツ保険に入っているかを、ケガをする前に確認しておくと安心です。多くのチームで加入していますが、内容を把握しておくと、いざというとき慌てません。「これくらい大丈夫かな」と迷う——その迷い自体が、受診したほうがいいサイン。専門家に診てもらって「大丈夫」と分かれば、それがいちばんの安心です。

💬 現場で聞いた保護者の声

突き指を引っぱろうとして、コーチに止められた。逆に悪化させるところだったと後で知った

3年生のお子さんの保護者

鼻血で上を向かせていたけど、下を向いて小鼻をつまむのが正解だった。知っておいてよかった

低学年のお子さんの保護者

頭を打った日、元気そうだったけど念のため受診。何もなくて安心できた。迷ったら診てもらうのが一番

4年生のお子さんの保護者

スポーツ保険の内容を先に確認しておいたら、いざケガしたとき落ち着いて対応できた

5年生のお子さんの保護者
※ 監修コーチが少年サッカーの現場で実際に聞いた声です(個人が特定されない形で掲載しています)。感じ方には個人差があります。

06よくある質問

Q

突き指は引っぱって治すって本当ですか?

A

いいえ、引っぱるのは絶対にやめてください。骨折や靭帯の損傷を悪化させる危険があります。正しい対応は、冷やす・動かさず固定する・高く上げること。強い腫れ、曲がらない、指が変な向きのときは骨折の可能性があるので受診を。数日たっても改善しなければ整形外科で診てもらいましょう。

Q

鼻血のとき、上を向かせてもいいですか?

A

上を向かせないでください。血がのどに流れて気持ち悪くなります。正しくは、少し下を向いて(前かがみ)、小鼻の柔らかい部分を指でつまみ、10分ほど待つこと。首の後ろを叩くのも効果がありません。15〜20分以上止まらない、大量に出る、強くぶつけた後は受診してください。

Q

頭を打ちましたが、元気そうです。病院は必要?

A

元気そうでも油断は禁物です。頭部のケガは、数時間〜1日後に症状が出ることがあります。意識・嘔吐・けいれん・受け答えの異常などがあれば迷わず受診を。なくても当日は安静にし、様子をよく観察してください。少しでも『いつもと違う』と感じたら、ためらわず医療機関へ。念のための受診が正解です。

Q

すり傷に消毒液は必要ですか?

A

まず大切なのは、流水で砂や泥をしっかり洗い流すことです。消毒液は必ずしも必要ではなく、洗浄が最優先。洗ったあと清潔なガーゼやばんそうこうで保護します。傷が深い・出血が止まらない・大きく開いている場合は、縫う処置が必要なこともあるので受診してください。

Q

ケガをしたとき、まず何を確認すればいいですか?

A

まず落ち着いて、意識・強い痛み・変形・出血の程度を確認しましょう。親があわてると子も不安になります。頭や首を打った場合、強い痛みや変形がある場合は、動かさず専門家へ。判断に迷ったら受診が正解です。事前にスポーツ保険の内容を確認しておくと、いざというとき安心して対応できます。

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この記事の監修
監修現役 U10・8人制サッカーコーチ

サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる

少年サッカーの育成年代を指導して3年目、これまで延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断力・認知・立ち位置・パススピード・切り替え、GKからのビルドアップを軸に、「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。毎月、練習設計と自己内省をレポートにまとめてPDCAを回す、分析型の指導者です。

現場でサッカー未経験の保護者の声を大切にしてきました。専門用語をゼロに噛み砕き、「親が今日からできること」に翻訳してお届けします。

当サイトの用品・ルール・練習の記事は、公開前に監修コーチが内容を確認しています。事実に関わる記述は一次情報・公式情報にあたって整理しています。

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