「ミズノなら間違いない」とよく聞くけれど、実際どのモデルを選べばいいのか。売り場に行くと同じミズノでも何種類も並んでいて、値段も3,000円台から1万円超まで幅があります。この記事では、ジュニアのミズノを選ぶときに見るのはどこかを、うちの子の足型に合うかどうかから整理します。読み終わるころには、棚の前で1足に絞れるようになります。
先に結論です。ミズノのジュニアは、「標準幅の子」と「幅広・甲高の子」で選ぶモデルが分かれます。ここさえ間違えなければ、あとはソール(土か人工芝か)を合わせるだけ。逆に、幅が合っていないと、どんなに評判のいいモデルでも「痛い」と言って履かなくなります。
この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています。
01ミズノが選ばれる理由は「日本人の足型」
ミズノが少年サッカーの現場で定番になっている理由は、シンプルに日本の子どもの足型に合いやすいモデルが揃っていることです。
海外メーカーのスパイクは、細めのつくりのものが多くあります。もちろん細い足の子には合いますが、日本の子どもには幅が合わないケースがそれなりにあります。ミズノは標準幅に加えてワイド(幅広)モデルがラインナップされているので、幅で困ったときの逃げ道があるのが強みです。
もうひとつは入手しやすさ。定番モデルは毎年出ているので、サイズ違いや在庫が見つけやすい。成長期で半年ごとに買い替えることを考えると、これは地味に効きます。
02まず足の幅を確かめる(ここで9割決まる)
モデルを選ぶ前に、お子さんの足が標準幅か、幅広・甲高かを確かめてください。ここを飛ばすと、あとの選択が全部ずれます。
① 今履いている靴の小指の外側を見る → 生地が外に膨らんでいたら幅広の可能性
② 靴を脱いだあとの足の甲に、ひもの跡が残る → 甲高の可能性
③ 「きつい」ではなく「痛い」と言う → サイズではなく幅が合っていないことが多い
サイズ(長さ)が合っているのに痛がるなら、まず幅を疑ってください。
正確に測りたい場合は子どもの足のサイズの正しい測り方にまとめています。幅広の子の選び方は幅広・甲高の子のスパイク選び、細い足の子は細い足・甲が低い子のスパイク選びが詳しいです。
03標準幅の子に向くモデル
標準的な足の子なら、ミズノの定番モデルが素直に合います。土でも人工芝でも使えるHGソールを選んでおくと、グラウンドが変わっても困りません。
04幅広・甲高の子に向くモデル
幅広・甲高の子が標準モデルを履くと、横から圧迫されて「痛い」と言い出します。ここは我慢させるところではありません。ワイド設計のモデルに変えるだけで解決することがほとんどです。
低学年なら、マジックテープ式だと自分で着脱できるので、朝の支度も練習前の準備もラクになります。
05ソールの選び分け(HG・AS・TF)
ミズノに限らず、ここを間違えると足を痛めます。買う前にチームの練習環境を確認してください。
HG:土・人工芝の兼用。少年サッカーでいちばん出番が多い
AS / TF:人工芝向け。突起が細かく、足あたりがやさしい
FG:天然芝用。土のグラウンドで履くと硬くて足に負担がかかる
土のグラウンドが中心ならHG、人工芝中心ならAS/TF。迷ったらHGにしておくと外しません。
詳しい違いは土と人工芝でスパイクは違う?HG・TF・FG・AGの選び方にまとめています。
06価格帯の違いは何なのか
同じミズノでも3,000円台から1万円超までありますが、ジュニアの場合、高い方が良いとは限りません。
上位モデルは軽さや素材にお金がかかっていますが、成長期の子は半年で0.5cm前後伸びることも珍しくなく、性能を使い切る前にサイズアウトします。低〜中学年のうちは、幅とソールさえ合っていれば中位モデルで十分です。
予算の考え方はジュニアスパイクは安いのでいい?に、買い替えの目安はスパイクの寿命と買い替えサインにまとめました。
07他メーカーと迷ったときの決め方
最後に、他メーカーと比べるときの軸だけ置いておきます。
ミズノ:標準〜幅広に強い。ワイドの選択肢がある。入手しやすい
アシックス:日本人の足型研究の定番。標準幅で扱いやすい
ナイキ:細めのつくりが多い。軽さ重視の高学年向け
アディダス:エントリー価格帯のトレシューが充実
迷ったら「幅で選ぶ」のが結論です。ブランドの好みは、幅が合うモデルが複数あったときに初めて出せばいい。4メーカーの違いはサッカースパイク4大メーカーの違いに、足の幅を軸にした比較はミズノ・アシックス・ナイキどれ?にまとめています。
学年と足型から一覧で比べたい人は、スパイク比較ランキングで絞り込めます。
よくある質問
ミズノのジュニアはサイズ感が大きめですか?
モデルによりますが、標準モデルは標準幅で作られているため、極端に大きい・小さいということは少ないです。ただし幅広・甲高の子は横がきつく感じることがあるので、その場合はワイドモデルを選んでください。可能なら店頭で試し履きするのがいちばん確実です。
何cm大きめを買えばいいですか?
つま先に5〜10mmの余りが目安です。それ以上大きいと、中で足が動いて走り方がぎこちなくなったり、靴ずれの原因になります。「すぐ大きくなるから」と1cm以上大きいものを選ぶのは避けてください。詳しくはサイズの記事にまとめています。
モナルシーダとレビュラは何が違いますか?
シリーズごとに想定しているプレースタイルや足型が異なります。ジュニアの場合はまず幅とソールを合わせるのが先で、シリーズの違いはその次です。店頭で両方履かせてみて、痛がらないほうを選ぶのがいちばん確実です。
低学年でもひも靴のほうがいいですか?
自分でひもを結べるようになってからで十分です。低学年のうちはマジックテープのほうが、練習前の支度がスムーズで、ゆるいまま走る事故も防げます。学年別の目安は選び方の記事にまとめています。
「サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる」
育成年代の指導3年目、延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断・認知・立ち位置を軸に「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。
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