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サッカーのパス練習|親子・家でできる基本メニューと教え方

PITCH NAVI 編集部|2026.07.10 更新|読了 約9

監修現役 U10・8人制サッカーコーチ指導3年目・延べ50名を指導

周りをよく見てプレーを判断する少年(認知)

「パスをもっと正確に蹴れるようになってほしい」「でも、教え方が分からない」——未経験の親にとって、パス練習はハードルが高く感じますよね。でも大丈夫。パスの基本は、親子で向かい合ってボールを転がし合うだけで育てられます。この記事では、少年サッカーの現場に立つ現役コーチが、家や公園でできるパス練習と、上達のコツを解説します。

\ 時間がない人へ・先に結論 /

正確なパスのコツは①足の内側(インサイド)で押し出す ②軸足をボールの横に置く ③相手の足元をねらうの3つ。強く蹴るより「ていねいに転がす」が最初。親子で5〜10歩の距離から始めればOKです。

この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています。パスは、味方とサッカーをつなぐ大切な技術。でも最初は難しく考えず、「転がして、受ける」の往復から。親が相手になってあげるだけで、子どものパスはぐんぐん伸びます。順番に見ていきましょう。

この記事の内容
01正確なパスの3つのポイント
02親子でできるパス練習メニュー
03「止める」がパスの半分
04親が気をつけたいこと
05よくある質問

01正確なパスの3つのポイント

パスがブレる子の多くは、次のどれかが抜けています。逆に、この3つを押さえると一気に安定します。

  • 足の内側(インサイド)で押し出す:つま先で蹴ると不安定に。足の内側の平らな面で、押し出すように当てると正確に転がります。
  • 軸足をボールの横に置く:蹴らないほうの足を、ボールのすぐ横に踏み込む。これで方向が安定します。
  • 相手の足元をねらう:ただ蹴るのではなく「相手のこの足に届ける」と的を決める。ねらう習慣が正確さを育てます。

02親子でできるパス練習メニュー

特別な道具はいりません。ボール1つと、5〜10歩の距離があればOKです。

\ 3ステップで上達 /

転がしパス:5歩の距離で、インサイドで転がし合う(まずはゆっくり正確に)
的あてパス:親が足を開いて「ゴール」を作り、その間を通す
ワンツー:親に当てて返ってきたボールを、動きながら受ける

距離は近くから。届くようになったら少しずつ離します。

ポイントは、強さより正確さ。「速く蹴る」より「ねらったところに届ける」を先に。正確に蹴れるようになれば、強さは後からついてきます。家の中でやるときは、音の出にくいやわらかいボールを使いましょう。

03「止める」がパスの半分

パスというと「蹴る」ばかり意識しがちですが、実は受けた球をピタッと止める(トラップ)ことが、パスの半分です。止められないと、次のパスが遅れ、相手に取られてしまいます。

止め方のコツは、来たボールに対して足を軽く引きながら、力を吸収すること。壁に当てて跳ね返るのと違い、クッションのように受け止めるイメージです。親子の転がしパスでも、「止めてから返す」を意識するだけで、トラップは上達します。

\ 止める練習のコツ /

転がってきたボールを、足の裏でそっと止める「足裏ストップ」から始めると簡単。慣れたら、足の内側でクッションのように止める練習へ。「止める→蹴る」をセットで覚えると実戦で活きます。

04親が気をつけたいこと

● ダメ出しより、成功をほめる 「今のずれてる」より「ナイスパス!」。うまくいったときにしっかり喜ぶと、子どもはもっとやりたくなります。

● 親も本気で受ける 親が適当に受けると、子どものねらいが甘くなります。「ここにちょうだい」と足を出して的になってあげると、子どもは的をねらう習慣がつきます。

● 短く、楽しく 5〜10分で十分。「もう一回!」と言われるくらいで終わるのが、長続きのコツです。

パスの前の「ボールに慣れる」土台づくりは、こちらもどうぞ → 親子でできるおうちサッカー練習・ボールタッチ5選

05よくある質問

Q

パスは何歳から教えればいいですか?

A

ボールを蹴って遊べる年齢なら、何歳からでもOKです。低学年のうちは『インサイドで正確に』と教え込むより、まず親子で転がし合う遊びから。ボールを蹴って、受けて、また返す——この往復自体が、パスとトラップの土台になります。楽しく続けることを最優先にしてください。

Q

つま先で蹴るクセがあります。直したほうがいい?

A

はい、早めに足の内側(インサイド)で蹴る感覚を覚えると、正確さが大きく変わります。つま先だと当たる面が狭く、方向が安定しません。『足の内側の平らなところで、押し出すように』と声をかけ、まずはゆっくり転がすところから。強く蹴らせず、正確さを優先すると自然に直っていきます。

Q

家の中でもパス練習はできますか?

A

できます。5歩ほどの距離があれば、転がしパスや足裏ストップの練習は十分可能です。ただし通常のボールは硬く床や家具を傷めるので、室内ではやわらかいトレーニングボールを使いましょう。強く蹴らず『ていねいに転がす』練習は、むしろ室内向き。廊下やリビングの一角でも、親子で楽しめます。

Q

パスとトラップ(止める)、どちらを先に教えるべき?

A

セットで覚えるのがおすすめです。実際のプレーでは『止めてから蹴る』が連続するため、片方だけでは実戦で活きません。親子の転がしパスで、『来た球をいったん止めてから返す』を習慣にするだけで、両方が同時に伸びます。まずはゆっくりした往復で、止める→蹴るのリズムをつかませてあげてください。

パス・トラップの土台になるボールタッチのメニューはこちら → 親子でできるおうちサッカー練習・ボールタッチ5選

足が速くなる練習とあわせると、実戦での動きがさらに活きます → サッカーで足が速くなる練習

この記事の監修
監修現役 U10・8人制サッカーコーチ

サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる

少年サッカーの育成年代を指導して3年目、これまで延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断力・認知・立ち位置・パススピード・切り替え、GKからのビルドアップを軸に、「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。毎月、練習設計と自己内省をレポートにまとめてPDCAを回す、分析型の指導者です。

現場でサッカー未経験の保護者の声を大切にしてきました。専門用語をゼロに噛み砕き、「親が今日からできること」に翻訳してお届けします。

当サイトの用品・ルール・練習の記事は、公開前に監修コーチが内容を確認しています。事実に関わる記述は一次情報・公式情報にあたって整理しています。

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