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ホーム用品の選び方リバウンダー(リバウンドネット)…
用品の選び方

リバウンダー(リバウンドネット)の選び方|壁がない家の壁当て練習|現役U10コーチ監修

PITCH NAVI 編集部|2026.07.20 更新|読了 約9

監修現役 U10・8人制サッカーコーチ指導3年目・延べ50名を指導

「家でも練習させたいけど、うちには壁当てできる壁がない」——マンションのベランダ、車が停まっている駐車場、隣家との距離が近い庭。少年サッカーの保護者から、この相談は本当によく届きます。そこで候補に挙がるのがリバウンダー(リバウンドネット)。ボールを当てると跳ね返ってくる、あの三角形の枠です。でも、いざ調べ始めると幅もサイズも値段もバラバラで、どれを買えばいいのか分からない。この記事を読み終えるころには、買うべき家庭の条件・失敗しないサイズと角度・そして「まだ買わなくていい」判断の基準まで、はっきり分かります。

\ 時間がない人へ・先に結論 /

迷ったら幅1m前後・角度調整ができる自立型のリバウンダーを選べば、まず外しません。値段は1万〜2万円台が主戦場。ただし正直に言うと、壁当てができる環境がある家庭は、まず壁当てで十分です。買うのは「壁がない・音が気になる・跳ね返る高さを変えたい」の3条件のどれかに当てはまってから。まずは → 壁当て練習のやり方と効果

この記事は、少年サッカーの現場に立つ現役のU10・8人制コーチが監修しています。毎年、季節が変わるタイミングでトラップが急に上手くなる子が数人出てきます。話を聞くと、だいたい共通しているのが「家で毎日10分、ボールを跳ね返して受けている」こと。週2回の練習でボールに触る回数は限られています。でも家で毎日10分やれば、3か月で単純にボールタッチの回数が数千回変わる。この差は本当に大きい。逆に、高価なリバウンダーを買ったのに物置で眠っている家庭も見てきました。分かれ目は道具の値段ではなく、「玄関を出て30秒で始められるか」でした。

01そもそも買うべき? まずは壁当てでいい家庭

いきなり水を差すようですが、大事なことなので最初に言います。ボールを当てられる壁がある家庭は、まず壁当てで十分です。

理由は3つ。まずタダであること。次に、壁は面が広いのでいろんな高さ・角度に当てられること。そして準備がゼロ秒であること。リバウンダーは組み立てや持ち出しがひと手間かかります。この「ひと手間」が、続くか続かないかを決めます。

じゃあ、どんな家庭がリバウンダーを買うべきか。条件はこの3つのどれかです。

    • そもそも当てられる壁がない(マンション・隣家が近い・外壁に当てられない)
    • 音が気になる(壁に当てるドンという音より、ネットのほうが静か)
    • 跳ね返りの高さや角度を変えたい(浮き球のトラップ練習をしたい)

3つ目は見落とされがちですが、実は一番の価値です。壁当ては基本的にゴロが返ってきます。リバウンダーは角度をつけることで、浮いたボールを返せる。胸トラップ・ももトラップ・ヘディングの練習ができるのは、ネットならではです。

⚠ 「買えば練習するようになる」は幻想

道具を買った瞬間はやる気が出ます。問題は2週間後。物置の奥から引っ張り出して、広げて、片づける——この手間があると、子どもは自分から始めません。買うなら「置きっぱなしにできる場所があるか」を先に決めてください。ここが決まっていない家庭は、たいてい使わなくなります。買ってから探すのでは遅いんです。

02サイズの目安|幅1m前後が少年サッカーの標準

売り場を見ると、幅60cmの小さいものから2mを超える大型まであります。小学生ならどれか。答えは幅1m前後(90〜120cm)です。

小さすぎる(60〜80cm)と、ちょっとキックがズレた瞬間にネットを外して、ボールがあらぬ方向へ飛びます。小学生のキックはまだ正確ではないので、外す回数が増えると「つまらない」となって続きません。逆に大きすぎる(1.5m以上)と、重くて場所を取り、子どもひとりでは動かせない。1m前後が「外しにくくて・持ち運べる」バランスです。

高さも一緒に見てください。枠の高さが1m前後あると、胸の高さのボールも返せます。低いものはゴロ専用になりがち。

    • 幅90〜120cm・高さ90〜120cm = 小学生の標準(迷ったらここ)
    • 幅60〜80cm = 室内や省スペース向き。低学年の足元だけならアリ
    • 幅150cm以上 = 中学生以上・チーム利用向き。家庭ではオーバースペック
\ サイズ選びはこの3つ /

① 幅は1m前後(外しにくさと持ち運びのバランス)
② 高さも1m前後(浮き球が返せる)
子どもひとりで運べる重さか(目安5〜8kg以内)

「大は小を兼ねる」で大型を買うと、出すのが面倒で使わなくなります。

03角度調整と跳ね返りの強さ|ここが一番の差

同じような見た目でも、リバウンダーの価値を決めるのはこの2点です。

① 角度調整 枠を立てる角度を変えられるかどうか。垂直に近い=ゴロが返る寝かせる=ボールが浮いて返る。この2つを切り替えられると、練習の幅がまったく違います。垂直でインサイドキックの反復、寝かせて胸トラップやヘディング——1台で2種類の練習ができるわけです。角度が固定のモデルは、それだけで練習メニューが半分になると思ってください。

② 跳ね返りの強さ(ネットの張り) ネットの張りが強いほど速く返ってきます。強すぎると低学年には速すぎて処理できず、弱すぎると勢いがなくてトラップの練習になりません。ゴムバンドやスプリングで張りを調整できるモデルだと、学年が上がっても使えます。調整できないなら、低学年はやや弱め、高学年はやや強めの商品を選ぶ。

もうひとつ、地味に効くのが安定性です。強く蹴ったときに枠ごと後ろに動いてしまうと、練習になりません。ペグ(地面に打ち込む杭)で固定できるか、脚が広く取られているかを確認してください。土や芝ならペグが使えますが、コンクリートでは使えないので、その場合は重りを置ける構造かどうかも見ておくと安心です。

⚠ 安さだけで選ぶと「返ってこない」

数千円のモデルには、ネットがたるんでいてボールが跳ね返らずに落ちるだけのものがあります。これでは壁当ての代わりになりません。レビューで「跳ね返りが弱い」「枠が動く」という書き込みが複数あるものは避けてください。極端な安物を買って結局買い直すのが、いちばんもったいない出費です。

04マンション・庭なしでもできる? 音の問題

これがいちばん切実な質問です。結論から言うと、マンションのベランダや室内での使用は基本的におすすめしません

理由は音です。ボールを蹴る音そのものより、床や壁に振動が伝わるのが問題。ベランダで蹴れば、下の階には確実に響きます。リバウンダーは壁より静かとはいえ、ボールが枠に当たる音・地面をバウンドする音は消えません。集合住宅では近隣トラブルの原因になります。

じゃあ庭がない家庭はあきらめるのか。そんなことはありません。現実的な選択肢はこれです。

    • 近所の公園に持っていく(1m前後・折りたたみなら車なしでも運べる)
    • 河川敷や広場で、ボールが人に当たらない場所を選ぶ
    • 室内では足裏の転がしやリフティングなど、音の出ないメニューに切り替える
    • どうしても室内ならやわらかい練習用ボールで、下の階への振動を最小限に

公園で使うときは、周囲に人がいないか・ボールが道路に出ない向きかを必ず確認してください。設置したら大人がそばにいること。ペグを打てない場所も多いので、その場合は角度を寝かせて、跳ね返りを弱めに設定するのが安全です。

持ち出して使うなら「折りたたみ+収納袋」

公園で使う前提なら、工具なしで折りたためて、収納袋が付いているモデルを選んでください。組み立てに10分かかるものは、確実に持ち出さなくなります。目安は広げるまで1分以内。この1分が、続くかどうかの分かれ目です。

05値段帯と置き場所|買ってから困らないために

価格の目安を整理します。

    • 3,000〜8,000円:小型・角度固定。跳ね返りが弱いものも多く、当たり外れが大きい
    • 1万〜2万円台:幅1m前後・角度調整あり。少年サッカーの主戦場
    • 3万円以上:大型・チーム用。家庭ではオーバースペック

1万〜2万円台が現実的です。3,000円台を買って「返ってこない」と買い直すより、最初からこの帯を狙ったほうが結果的に安く済みます。

そして置き場所。ここを決めずに買うと、間違いなく物置で眠ります。庭に置きっぱなしにするなら、屋外に出しっぱなしで劣化しないか(フレームのサビ・ネットの紫外線劣化)をチェック。カバーをかけるだけでも寿命が変わります。玄関や物置にしまうなら、折りたたんだときのサイズを先に測っておいてください。

ちなみに、家練の効果を一番左右するのは実は道具ではなく足元です。家の周りでやるからといってサンダルや上履きで蹴っていると、キックのフォームが崩れます。普段の練習と同じ靴で蹴るのが、家練を「本番につながる練習」に変えるコツです。

アディダス ゴレット VIII TF Jr.
家練用のセカンドに
約4,000円前後コーチ評価 4.5
土でも公園でも使えるトレシュータイプ
価格が抑えめで家練用の2足目にしやすい
軽くて低学年でも扱いやすい
※ 価格・在庫は変動します。最新は各公式サイトをご確認ください。

△ここだけ注意:価格を抑えたモデルなので、アッパー(甲の部分)は上位モデルほどやわらかくありません。試合用の上位モデルは1万円超、これは半額以下。家練でガンガン使い倒す用として割り切ると、コスパは抜群です。→ 家練に向く一足を比較ページで探す

06続けさせるメニュー|1日10分の中身

道具をそろえても、メニューがないと3日で飽きます。10分・3種類で組むのが、いちばん続きます。

01インサイドで壁パス

01DRILL

リバウンダーを垂直に立てて、インサイド(足の内側)で蹴って、返ってきたボールを止めてすぐ蹴る。止める→蹴るを1セットで数える。

目安:左右50本ずつ
ポイント:足の内側の平らな面で当てること。つま先で蹴ると返る方向がバラバラになります。

02ワンタッチ返し

02DRILL

止めずに、返ってきたボールをそのまま蹴り返す。テンポが命。リズムが崩れたらいったん止めて数え直す。

目安:30本×2セット
ポイント:ボールが来る前に軸足の位置を決めておく。慣れたら跳ね返りを強めに調整して速度を上げる。

03浮き球トラップ

03DRILL

枠を寝かせて角度をつけ、浮いて返ってくるボールを胸・もも・足の甲で止める。落ちたボールをすぐ足元に収める。

目安:20本
ポイント:体を固くしないこと。当たる瞬間に少し引くと、ボールが体の前にストンと落ちます。

この3つで10分。大事なのは毎日同じ時間にやることです。監修コーチのチームで伸びた子は、例外なく「夕方の帰宅後すぐ」など時間が固定されていました。

⚠ 本数を増やすより「毎日」

週末に200本やるより、毎日50本のほうが上手くなります。ボールタッチは記憶と同じで、間隔をあけて繰り返すほど身につくからです。親としても、「今日はやったの?」と毎日聞くのはしんどい。時間を固定して、聞かなくても始まる形にするのが、いちばんラクで続きます。

07現場の声+買う直前の安心チェック

監修コーチのチームで、実際に保護者から聞こえてきた声です。

💬 現場で聞いた保護者の声

マンションで壁当てができないので買いました。公園に持って行って親子でやってます。畳めるタイプにして正解でした

3年生のお子さんの保護者

安いのを買ったら跳ね返らなくて、結局1万円台のに買い直しました。最初からこっちにすればよかった

4年生のお子さんの保護者

角度を変えられるので、胸トラップの練習ができるのが良いです。壁当てだとゴロしかできなかった

5年生のお子さんの保護者

うちは庭の壁で十分でした。買う前に1か月壁当てを続けられるか試したのが良かったと思います

2年生のお子さんの保護者
※ 監修コーチが少年サッカーの現場で実際に聞いた声です(個人が特定されない形で掲載しています)。感じ方には個人差があります。

最後の声が、実はいちばん本質を突いています。まず壁当てを1か月続けられるか試す。続いたなら買う価値があるし、続かないなら道具を買っても結果は同じです。

\ 買う直前の安心チェック /

ネットで買うなら、広げたときのサイズと折りたたみ時のサイズを両方確認。置き場所に収まるか、先に実寸で測ってください。角度調整ができるか・ペグや重りで固定できるかも商品説明で必ずチェック。届いたらまず室内か庭で組み立ててみて、広げるまでの時間を計るのがおすすめです。1分以上かかるなら、公園に持ち出す運用は現実的ではありません。返品・交換に対応しているショップを選んでおくと、サイズ違いのときも安心です。

ミズノ モナルシーダ NEO III SELECT Jr.
キックの精度を上げたいなら
約6,000円前後コーチ評価 4.7
やわらかい人工皮革でボールの当たりが感じやすい
インサイドキックの面が作りやすい
中学年〜高学年の定番モデル
※ 価格・在庫は変動します。最新は各公式サイトをご確認ください。

△ここだけ注意:やわらかい素材のぶん、雨や泥のあとの手入れをサボると型崩れが早いです。使ったら土を落として陰干しを。→ 学年・足型からピッタリの一足を選ぶ

よくある質問

Q

リバウンダーと壁当て、どちらがいいですか?

A

ボールを当てられる壁がある家庭なら、まず壁当てで十分です。無料で、面が広く、準備もゼロ秒だからです。リバウンダーの出番は『壁がない』『音が気になる』『浮き球の練習をしたい』のどれかに当てはまるとき。とくに角度をつけて浮き球を返せるのは、ネットならではの価値です。

Q

小学生ならどのサイズを選べばいいですか?

A

幅1m前後(90〜120cm)、高さも1m前後が標準です。60〜80cmの小型はキックがズレたときにボールを外しやすく、低学年だと続きません。1.5m以上は重くて場所を取り、子どもひとりでは動かせません。子どもが自分で運べる5〜8kg以内かも確認してください。

Q

マンションのベランダで使えますか?

A

おすすめしません。ボールが枠に当たる音より、床や壁に伝わる振動が下の階に響きます。集合住宅ではトラブルの原因になりがちです。折りたためるタイプを近所の公園に持ち出すか、室内では足裏の転がしなど音の出ないメニューに切り替えるのが現実的です。

Q

値段はいくらくらいが目安ですか?

A

1万〜2万円台が少年サッカーの主戦場です。3,000〜8,000円の小型・角度固定タイプは跳ね返りが弱く、ボールが返ってこないものもあります。安物を買って結局買い直すより、最初からこの価格帯を狙ったほうが結果的に安く済みます。

Q

庭がなくても続けられますか?

A

続けられます。折りたたみできて収納袋が付いたモデルを選び、近所の公園に持ち出すのが定番です。ポイントは広げるまで1分以内で始められること。組み立てに時間がかかるモデルは、確実に持ち出さなくなります。使うときは周囲に人がいないか、ボールが道路に出ない向きかを必ず確認してください。

家で毎日ボールを触る習慣がつくと、練習でのボールタッチの質が変わります。そしてその土台になるのが、足に合った一足。フォームが崩れない靴で蹴ることが、家練を「本番につながる時間」に変えてくれます。→ 比較ランキングで学年・足型からピッタリのシューズを選ぶ 壁当てのやり方は壁当て練習のやり方と効果、家でのメニュー全体は家でできるドリブル練習もどうぞ。

この記事の監修
監修現役 U10・8人制サッカーコーチ

サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる

少年サッカーの育成年代を指導して3年目、これまで延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断力・認知・立ち位置・パススピード・切り替え、GKからのビルドアップを軸に、「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。毎月、練習設計と自己内省をレポートにまとめてPDCAを回す、分析型の指導者です。

現場でサッカー未経験の保護者の声を大切にしてきました。専門用語をゼロに噛み砕き、「親が今日からできること」に翻訳してお届けします。

当サイトの用品・ルール・練習の記事は、公開前に監修コーチが内容を確認しています。事実に関わる記述は一次情報・公式情報にあたって整理しています。

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