試合中、夢中でシャッターを切ったのに、後で見返すとピントが合っていない、動きがブレている、遠すぎて誰だか分からない——そんな経験は少年サッカーの保護者にはよくあることです。実は、特別なカメラがなくても、スマートフォンの設定と構え方を少し変えるだけで、写真の仕上がりはぐっと良くなります。この記事では、試合の写真をきれいに撮るための具体的なコツを紹介します。
きれいに撮るコツは①連写モードを使う ②ピント合わせをボールでなく子どもに固定する ③日陰や逆光を避けて立ち位置を選ぶの3つです。動いている被写体を1枚で完璧に狙うのは難しいので、たくさん撮って、あとから選ぶという考え方に切り替えるだけで成功率が大きく上がります。
01写真と動画の違いを意識する
まず整理しておきたいのは、写真と動画では狙うものが違うということです。動画はプレー全体の流れを残すのに向いていますが、写真は「その瞬間の表情や躍動感」を切り取るものです。
同じ試合を撮るときも、「今日は動画で流れを残す日」「今日は写真で瞬間を狙う日」と、目的を分けて構えると、それぞれの仕上がりが良くなります。試合全体の流れを記録したい場合は少年サッカーの試合動画の撮り方も参考にしてみてください。
両方を同時に完璧にこなそうとすると、結局どちらも中途半端になりがちです。試合前に「今日はどちらを優先するか」を決めておくだけで、当日の迷いが減ります。
02連写モードで「奇跡の1枚」を狙う
動いている子どもを1枚のシャッターで狙い通りに撮るのは、プロでも難しい作業です。スマートフォンの連写(バーストショット)機能を使えば、シャッターを長押しするだけで何十枚も連続して撮影できます。
その中から一番いい表情、一番きれいなフォームの1枚を選べばよいので、成功率が大きく上がります。「1枚を狙う」より「たくさん撮って選ぶ」という発想に切り替えるのが、上達への一番の近道です。
連写は枚数がかさむため、撮影後にその日のうちに不要なものを削除する習慣をつけておくと、スマートフォンの容量も圧迫されにくくなります。
03ピントは子どもに固定する
自動でピントが合う設定のままだと、ボールや他の選手にピントが取られてしまい、肝心のわが子がぼやけてしまうことがあります。撮影前に画面上でわが子をタップしてピントを固定する操作をしておくと、ブレの少ない写真になりやすいです。
移動しながら撮る場合は、追尾機能(オートフォーカスの追従)が使える機種もあるので、事前にカメラアプリの設定を確認しておくと安心です。
04光の向きと立ち位置を意識する
写真の仕上がりを大きく左右するのが光の向きです。太陽を背にして、子どもに光が当たる位置から撮ると、顔がはっきり写ります。逆光になる位置からだと、表情が真っ黒に潰れてしまいがちです。
日中の屋外では、太陽の位置を確認してから立ち位置を決めるだけで、写真の印象がかなり変わります。曇りの日は光が柔らかく回るので、実は初心者でも撮りやすい条件だったりします。
真夏の炎天下では、強い日差しでコントラストがつきすぎることもあります。日陰から狙う、時間帯によって立ち位置を変えるなど、少しの工夫で仕上がりが安定します。
05表情が映る瞬間を狙うタイミング
いいプレーの瞬間だけでなく、ゴール後のガッツポーズ、ベンチでの声援、整列時の緊張した顔など、試合前後にも撮るべき瞬間はたくさんあります。プレー中は正面顔を狙いにくいので、ハーフタイムや試合後の一瞬を狙うのもおすすめです。
ピッチに入る前の気合いの表情も、後から見返すと意外と一番心に残る1枚になることがあります。プレーだけに絞らず、試合を取り巻く時間全体にカメラを向けてみてください。
負けた試合の直後は、無理に撮ろうとしなくて大丈夫です。悔しさをこらえている表情まで記録に残す必要はなく、そのときの本人の気持ちを尊重する判断も大切です。
06撮った写真の残し方・共有時の注意
撮った写真は、その日のうちにお気に入りだけ選んで残しておくと、後から見返しやすくなります。全部を保存しようとすると、結局どれも見返さないまま容量だけが埋まっていきがちです。
家族以外への共有やSNSへの投稿を考えている場合は、写り込みやプライバシーに配慮が必要です。詳しくは試合の写真をSNSに上げる前にで確認してから投稿するようにしてください。素敵な瞬間ほど、慎重な扱いを心がけたいところです。
「サッカーが上手い選手より、サッカーを通じて“かっこいい大人”を育てる」
育成年代の指導3年目、延べ50名ほどの子どもたちと向き合ってきた現役コーチ。判断・認知・立ち位置を軸に「個の前進力」と「戦術理解」の両立を追求しています。
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